工法別電磁場対策

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 木造住宅の工法別に電磁場対策を図解

 電磁場対策には比較的低価格な電磁波遮蔽ケーブルを使用しています。

 建物内には一般ケーブルの使用可能箇所もありますが、施工ミスを避けるためにも、全てに電磁波遮断ケーブルを使用することを推奨。

在来一般木造

  • 天井内の配線以外は屋内配線に電磁波遮蔽ケーブルを使用。
  • 近くの電波塔からの高周波の電磁波の影響を受ける。
  • 導電性シートを使用すれば、電波塔からの電磁波や高圧線からの電磁場の影響受けることを避けられますがコストがUP(材料=5,000円/㎡前後以上)し、結露対策が必要になります。

ログハウス(マシンカット)

  • 外壁廻りのログ材が外部からの電磁波を緩和
  • 一般ケーブル配線可能箇所
    • 物置などのログ壁に取り付ける配線 ※壁厚により多少の影響あり
    • 2.4m以上の勾配屋根天井の配線
  • 近くの電波塔からの高周波の電磁波は、外壁のログ材が壁厚により影響が減少されます。

ログハウス(ハンドカット)

  • 大断面のログ材が外部からの電磁波を壁厚により遮断又は緩和
  • ログ壁内の屋内配線は電磁場を緩和 ※壁厚により多少の影響あり
  • 電磁波遮蔽ケーブル配線箇所
    • 大壁内の配線、床下の配線
    • 2.4m以下の勾配屋根天井の配線
  • 近くの電波塔からの高周波の電磁波は、壁厚の大きい外壁のログ材が電磁波の多くを遮断します。

ピュアウッドハウス

  • 極厚の無垢板パネルが外部からの電磁波を壁厚により遮断又は緩和
  • ピュアウッドパネル内の配管スペースにケーブルを入線し、屋内配線の電磁場を緩和
  • 電磁波遮蔽ケーブル配線箇所
    • 大壁内の配線、床下の配線
  • 近くの電波塔からの高周波の電磁波は、外壁のピュアウッドパネルが遮断します。
  • ピュアウッド壁パネル(t=185mm)の屋外遮断能力 ピュアウッドハウスの電気配線スペース
    •  900MHz 6dbの遮断能力 ( 壁内通過率:電磁波の25% )
    • 1800MHz 10dbの遮断能力 ( 壁内通過率:電磁波の10% )
    •   4GHz 20dbの遮断能力 ( 壁内通過率:電磁波の1% )
    •  6.5GHz 30dbの遮断能力 ( 壁内通過率:電磁波の0.0001% )
    ※測定:ミュンヘン防衛大学電子工学部(ドイツ)
  • ピュアウッド詳細ページ → リンクボタン

電磁場・電磁波対策とアーシングの活用

 住まいの電磁場・電磁波対策は、電磁波遮蔽ケーブルを使用することで比較的少ない費用で、屋内配線からの電磁場の影響を減らすことができますが、屋外からの電磁場・電磁波対策には多くの費用がかかり、家電からの電磁場対策が残ります。

 1990年代後半に発見された「アーシング」は、人体に蓄積された静電気を地球に逃がし体を整えるといった単純な健康法で、書籍では電磁場による人体への悪影響を減らす効果が記述されており、住まいの電磁場・電磁波対策の捕捉として活用できればと思っています。

 尚、「 アーシング 」を行えば屋内配線の電磁場対策などは必要なくなると思われる方も見えるはずですが、薬に例えると、重度の病気を強い薬で病気を治すのか、軽い病気を弱い薬で病気を治すのかといった差で、できれば建物の電磁波対策で人体に与える悪影響を減らすことを提案しています。

[検証例]

 被験者10名余りの睡眠中アーシング実験で、 アーシング前の身体の電圧測定平均電位3.27ボルトが、アーシングシグ後には2.15/1000に下がりました。

[電磁場(Electromagnetic Field)と電磁波(Electromagnetic Wave)]

 電磁場は電磁波が作られるフィールドのようなもで、電磁波は電磁場の振動する現象といえ、振動する回数あるいは、マイク波・短波・超長波(電磁調理器)など波長によって名前が違います。